本記事の内容
- web3.0までの流れ
- web3.0の現状
- web3.0の課題
web3.0までの流れ
まずは、ネットの歴史から見始める。
web1.0
ネットの凄いところは、誰でも発信することができるようになったこと。
当時、情報は大きなメディアが独占していた。それが転換したネットは、革命だった。
ネットは、発信・受信がテーマ。
必須なものは、パソコン。
web2.0
ソーシャルの時代。人と人とが簡単に繋がれるようになった。
個人と個人を繋げるSNSが第一線に。そして、リッチなコンテンツが豊富に。GAFAの誕生。
ネットは、交流がテーマ。
必須なものは、スマホに。そして、ID/PASSが当たり前の時代。
web3.0の現状
もっと、自由に人と繋がれる時代になると言われている。例えば、VRやARなど。
これからのことなので、まだまだ発展途上のところ。
これから詳しく見ていきます。
web3.0の詳細現状
分散型取引所が代表例。具体的には、PancakeSwap(世界最大手の仮想通貨取引所)。ここの収益は、年150億程。
運営者たちは、完全に匿名の「シェフ」たち。
利用時にID・パスワードが必要ではなくなる。例を出すと、仮想通貨の場合、まずブロックチェーンのウォレット(Metamask)が必要。そして、ウォレットに仮想通貨を入れて、自分が使いたいサービスに繋げるだけ。
管理するのは、ウォレットのIDとPASSだけで済む。
重要なことは、「Connect」するだけ。つまり、個人情報を入れていないため、流出することはありえない。ネット・ウォレットさえあれば、世界中誰でも利用可能である。お金の貸し借りの「AAVE」などもある。ここの収益は、年1000億程に。
世界最大手のNFTマーケット「Opensea」。これもIDとパスワードが存在しない。
NFTゲーム「Axie」。Play to Earn(P2E)ができるゲーム。初期投資は必要だが、時給800〜くらい稼げる。育てて、売る。
実は、ここは世界で一番稼いでいるゲーム会社。
つまり、いずれも莫大な収益を得られるweb3.0会社。これから新しい資本主義を実現しつつある。
web3.0の具体例
これからSNSがweb3.0に対応していきそうなモノ。
凄いことが、ウォレットで接続することができる。そして、世界通貨ETHで。
Axieスカラーシップという、ゲーマー型投資ができてきている。つまり、初期投資を投資家側が負担し、ゲーマーがP2Eで稼いでくる。その数%を収入として得れる。大切なことは、NFTは、借りパクすることができないこと。でも、世界に境界線がなくなる。
データは、個人個人のものになる。
これまでのことを個人単位で整理すると、
- web1.0 読むだけ
- web2.0 読む+書く
- web3.0 読む+書く+所有する
NFTは、ウォレットの中に存在し続ける。
「所有」の概念をウェブに持ち込むことができる。超巨大のイノベーションであることは間違いない。
Web3アプリは、ウォレットだけで利用できる=完全に匿名で利用できる ということ。
象徴的ことが、”毎年”中国が仮想通貨を禁止していること。つまり、何度禁止しても規制できていない=個人情報が守られている象徴。
Web3.0は、銀行が介在しない完全なP2P。相手のアドレスだけで送金できる。そして、アドレスは一瞬で作ることができる。
メールよりも簡単にお金が送れるモノ。今までお金はウェブに完全に乗っていなかった。あらゆるところを仲介して、手数料と時間がかかっていた。
Web3.0は、純粋にデータというお金を送っていること。
Web3.0 = 国境レス+共通通貨
そして、世界共通の市場に、自分の商品を並べることができる。新しい真グローバル資本主義が始まる。
企業や国ではなく、個人が主体となる社会。
web3.0の課題
web3.0の課題は、以下の5つ
- 技術的な利用難易度の高さ (ウォレットを発行する・理解するのが難しい)
- 現時点の技術的問題 (イーサリアムは手数料が非常に高い、バグが多い)
- 自己責任の度合いが強い(ハッキングされたら終了、個人情報を渡していないので復元できない)
- 匿名で詐欺が行えるので、カモは一瞬でやられる(自分で調べて理解できる人じゃないと、やらない方がいい)
- 法的な部分が間に合っていない
Web3.0の未来は明るいが、まだしばらく先のこと。